日本長期急性期病床(LTAC)研究会 第3回研究大会 開催報告

 

第3回研究大会を開催、「病床機能分化と長期急性期機能」をテーマに

 

当研究会は平成27年9月26日、国立病院機構大阪医療センターで第3回研究大会を開催いたしました。テーマは「病床機能分化と長期急性期機能」。大会長は、国立病院機構大阪医療センターの定光大海・救命救急センター診療部長が務めました。急性期から慢性期まで幅広い関係者が集い、これからの地域医療連携の在り方を考えました。

開会のあいさつで、当研究会の上西紀夫会長は「日本の医療が変わろうとしている。機能分化、地域医療構想、あるいは地域包括ケアなど、地域でいろいろなキーワードがある」と指摘。医療・介護制度の改革に触れながら、「本研究大会としては、そうした大きな流れを見ながら、今後あるべき医療制度、あるいは医療の連携がどうあるべきか、特に急性期後、あるいは地域包括ケアの後の患者さんの流れなどをディスカッションしていきたい」と抱負を述べました。

続いて定光大会長があいさつにて「病床機能がいろいろと分化している中、本研究会ではタイトルにある『長期急性期機能』がどういう役割を担うのかを議論していきたい」と述べました。

第3回研究大会は午前と午後の部に分かれ、大会長講演、特別講演、指定講演、基調講演を開催。最後に、「これからの地域医療連携」をテーマにシンポジウムを開催しました。

 ※ 各講演などの内容は、下記の「大会プログラム」のタイトル名をクリックしていただければ、ご覧になれます。


■大会プログラム(全体版はこちら)                                (敬称略)

開会挨拶

9:30~9:40

日本長期急性期病床研究会会長:上西紀夫(公立昭和病院企業長兼院長)

第3回研究大会大会長:定光大海(国立病院機構大阪医療センター救命救急センター診療部長)

大会長講演

9:40~10:10

急性期医療と地域連携

座長:上西紀夫(公立昭和病院院長、LTAC研究会会長)

演者:定光大海(国立病院機構大阪医療センター救命救急センター診療部長)

特別講演1

10:20~11:00

病床機能報告制度と地域医療構想(ビジョン)

座長:小山信彌(東邦大学医学部医療政策部・渉外部門特任教授)

演者:佐々木昌弘(厚生労働省 医政局 地域医療計画課 医師確保等地域医療対策室 室長)

特別講演2

11:10~11:50

人口動態からみた地域の医療需要の変動について

座長:武久洋三(日本慢性期医療協会会長)

演者:高橋泰(国際医療福祉大学大学院教授)

指定講演

12:50~13:50

地域における医療連携の現況

座長:川渕孝一(国際医療福祉大学大学院教授)

演者:有賀徹(昭和大学病院病院長、昭和大学医学部救急医学講座教授)

演者:仲井培雄(芳珠記念病院理事長、地域包括ケア病棟協会会長)

演者:飯田達能(永生病院院長)

基調講演・指定発言

14:00~14:40

「大阪緊急連携ネットワークの過去、現在、未来」
「大阪府の地域医療構想の取り組み」

座長:定光大海(国立病院機構大阪医療センター救命救急センター診療部長)

演者:井川誠一郎(浜寺中央病院院長、大阪緊急連携ネットワークコーディネーター)

演者:西野誠(大阪府健康医療部保健医療室保健医療企画課長)

シンポジストプレゼンテーション

14:40~15:30

「これからの地域医療連携①」

座長:池端幸彦(池端病院理事長)

シンポジスト:早坂由美子(北里大学病院トータルサポートセンターSW 課長補佐)

佐野晴美様(JCHO 横浜中央病院地域ケアサービスセンター医療福祉相談室長)

小澤陽子様(松谷病院地域包括ケア本部本部長)

シンポジウム

15:30~16:00

「これからの地域医療連携②」

司会:定光大海、池端幸彦

シンポジスト:井川誠一郎、早坂由美子、佐野晴美、小澤陽子

 

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