日本長期急性期病床(LTAC)研究会 第7回研究大会 開催報告
第7回研究大会を開催
「
地域医療構想と地域包括ケアの徹底検証
」をテーマに
当研究会は令和元(2019)年10月27日、国際医療福祉大学の赤坂キャンパスにて第7回研究大会を開催いたしました。テーマは「地域医療構想と地域包括ケアの徹底検証」です。
大会長は、研究会の高橋泰幹事(国際医療福祉大学赤坂心理・医療福祉マネジメント学部学部長 教授)が務めました。
開会挨拶で高橋大会長はまず、今大会の概要を説明。「午前の部では、地域医療構想について実際に現場で動かしている方々から貴重なお話が聞ける。午後の部では、地域包括ケアについて今後参考になる事例が聞けるだろう」と紹介した上で、「本日の研究大会が終わった時に、皆さんにとって新しいビジョンが自分なりに見えるという形になればいい」と期待を込めました。
午前のシンポジウム1「地域医療構想の徹底検証」では、今後の地域医療構想の実現に向けた課題を探りました。
午後のシンポジウム2「若手経営者が語るLTAC(地域包括ケア)的病院経営」では、過疎地から大都市まで、実情の異なる地域における取り組みを通じて、地域包括ケアの在り方に迫りました。
閉会の挨拶で高橋大会長は「生活を支える医療が今後ますます発展していくときに、この会が関与できればいいと思う」とあいさつ。続いて上西紀夫会長がLTAC研究会を改組して「地域病病連携推進機構」を新たに立ち上げる予定であることを報告。「単に病院だけではなく、病院と『まち』がどう連携をしていくかが一番問われてくる。皆さん方の積極的な関心とご参加をお願いしたい」と呼び掛けました。
※ 各講演などの内容は、下記の「大会プログラム」のタイトル名をクリックしていただければ、ご覧になれます。
■大会プログラム (敬称略)
開会挨拶 10:00~10:10 |
会 長:上西紀夫(日本長期急性期病床研究会 会長) |
シンポジウム1 10:10~11:50 |
座長:小山信彌(東邦大学医学部 医療政策・渉外担当特任部門 教授) 小山秀夫(兵庫県立大学大学院 特任教授) 演者: ①なぜ地域医療構想や地域包括ケアが必要とされているのか 今村知明(奈良県立医科大学 教授) ②地域医療構想における医療機関再編について ~青森県地域医療構想の経験を踏まえて~ 一戸和成(京都市保健福祉局健康長寿企画課 担当課長) ③今後の社会的背景を踏まえた病院戦略 石川賀代(HITO病院 理事長) |
総会 12:00~12:20 |
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シンポジウム2 13:00~15:55 |
シンポジウム2「若手経営者が語るLTAC(地域包括ケア)的病院経営」 座長・演者:高橋 泰(日本長期急性期病床研究会 第7回研究大会 大会長) 座長:仲井培雄(地域包括ケア病棟協会 会長) 演者: ①地域包括ケア ~医療の入り口と出口を守る~ 白石吉彦(隠岐島前病院 院長) ②認知症に強い地域共生型病院経営 田中志子(内田病院 理事長) ③病院が地方創生をする意義 江角悠太(国民健康保険志摩市民病院 院長) ④生きる力を引き出し、繋げる、拡がる 室谷ゆかり(医療法人社団アルペン会 理事長) ⑤福岡県の医療連携の状況 ICTの活用 原 祐一(原土井病院 副理事長) |
閉会挨拶 15:55~16:00 |
閉会挨拶:大会長:高橋 泰(国際医療福祉大学大学院 教授) 会 長:上西紀夫(日本長期急性期病床研究会 会長) 総合司会:森 孝志 (医療法人清和会法人本部 副本部長) |